【一本鞭】ヘタレ丸R

目次

1.人に当てる場合の説明
 使い方の注意
3.メンテナンスと保管方法
4.鞭の修理について
5.オーダー価格の目安
6.色の組み合わせイメージ
7.購入時の注意

1.人に当てる場合の説明

打ち手がコントロールしやすく、扱いやすいよう、人に当てる事まで考えて設計された鞭です。
(発案者は鬼丸堂のmameさんで、その方から作り方を教えて頂きました。)

鞭なので当てられた側は、痛いです。
皮膚が赤くなったり、内出血をします。

ヘタレ丸Rは、先端の革が柔らかくて軽めなので「鬼畜丸Rや百鬼と比較すると、痛くない&怪我をしづらい鞭」です。
基本的には先端のヒラヒラ部分を当てると、内出血をするような痣はつきにくく、我慢できる程度の痛みなので、イベントのショーや、初めて鞭を使ってみたい方、初めて鞭を当てられてみたい方向けの鞭です。

当たり方は、大きく分けて2種類。

4枚を揃えて当てると痺れるような表面上の痛みです。

4枚をバラけさせると力が分散するので、打撃音が鳴る割に、あまり痛くありません。

使い方の注意

内出血がしにくいソフトなタイプの鞭ですが、使い方次第では、打撲、内出血などの怪我をします。

先端のヒラヒラと本体を接続している部分(以降『化粧巻』と言います。)は、人に当てるような仕様で作られていませんので、基本的に当ててはいけません。化粧巻が摩擦で敗れて鞭が早く壊れます。

誤って当たってしまう事が無いよう、打たれる人と打つ人は、適切な距離をとって下さい。

局部(顔や股など)を打つ事は、怪我に繋がりますのでお止め下さい。
イベントのショーなどで時々見られる、そような過激な使い方は、打つ人も受け手もプロです。

怪我の責任は一切負えませんので、人を実際に打つような場合は、十分にご注意ください。

2.メンテナンスと保管方法

ご使用後、革用ワックスを先端部分のみに、塗って下さい。
革用ワックスの種類は「革の達人」がコスパも性能も良くてオススメです。

本体(革が編まれている部分)は、1年に一度、少量のワックスを塗る程度で十分です。本体にワックスを塗りすぎると編んでいる部分が解けやすくなります。

日の当たらない場所で真っすぐに伸ばした状態で保管して下さい。
洋服ダンス等にS字金具でかけて保管するのが楽かと思います。
曲げた状態で2日以上放置すると曲がり癖がつきます。
癖がついた時は逆に折り曲げて、無理やり真っすぐに戻して下さい。

湿気に弱いです。
雨季、6~10月頃の湿度が高い時期は、カビが生えやすいため、なるべく湿度の低い場所で保管して下さい。

太陽光(紫外線)に当たると経年変化が加速します。
染鞭、タンニン鞣しの鞭はタンニンの色が濃くなるため黄色・焦げ茶色っぽく変色します。

乾燥させすぎると、革がひび割れを起こします。車に積んだまま5年くらい放置されたりすると革が固くなりすぎて、曲げると割れる状態になっている事があります。

3.鞭の修理について

鬼畜丸・ヘタレ丸・百鬼・天光丸などの一本鞭の先端は消耗品です。
2~3年に1度、修理することで長くお使いいただけます。

ヘタレ丸Rは、鬼畜丸Rよりも早く消耗します。
良く使う方だと、半年でだいたいボロボロになりますので1年程で取り替える事が多いです。
3回まで取り換えられます。

革の質や厚み等、取り替える際に要望がありましたらご連絡下さい。
『完成品』としてイベントや通販などで販売している先端が特殊な物は、同じ先端を作れない事が多いです。

先端の取替料金
『下記の価格+送料』で取替ができます。

先端以外の修理について
 ※プレゼント品(景品用の鞭、アウトレット、試作品など)と、バラ鞭は、修理ができません。

  • 金具部分
    完全に取れた状態でしたら新しい金具に取替が可能です。
    「曲がっている」「欠けている」「傷」などは修理できません。
    2000円
  • 革の銀面の剥離
    上から近しい色で塗装することなら可能です。
    完全に元の状態に戻すことはできません
    1000円
  • 先端と本体の接続部分『化粧巻』の修理
    化粧巻が破損した場合、鞭が少し短くなりますが修理が可能です。
    ※同じ色の化粧巻をする革の在庫が無かった場合、色が変わります。
    1500円
  • クリーニング
    レザリアンとレザーワックスを使用して本体の汚れを落とします。(落ちない汚れもあります。)
    また、表面の塗料が剥げている部分の塗装や接続部分の修理など、気づいた点は修理します。
    癖がついてしまった鞭は、可能な限り、振りやすくなるよう真っすぐに調整します。(やってみても、できないものもあります)
    完全に元に戻るわけではなく、『手入れして少し綺麗にする&少し振りやすくする』という感じなので、元の色から色味が変わったり、手直しする部分によっては形や振り心地が変わることがあります。クリーニングの作業をしても『あまり変わらなかった』という場合もあります。
    クリーニングは実際に作業をしてみてできるのかできないのかが解る事が多いため、結果がどうあれ作業を行う場合は作業代として以下の金額が必要になります。
    4000円

4.オーダー価格の目安  (~2023年9月)

pixivboothやツイ販やイベント販売などは、同じお品物であっても、下記の価格と金額が違う場合が多いです。
物価上昇や為替レートなどの影響により、価格は、短期的に変わります。

ヘタレ丸R特化品一般黒一色手染
120cm16000円17000円18000円24000円
130cm17000円18000円19000円25000円
140cm20000円20000円22000円×
金具の色↓ 革の色→黒or赤or濃紺染色
鞭ストラップ(金具シルバー)3500円4500円
鞭ストラップ(金具ゴールド)4500円5500円

5.色の組み合わせイメージ

※イメージはイラストです。実物の鞭とは違います。下へスクロールすると革見本(写真)があります。
在庫に限りがございますので、制作が可能かどうかはお問合せ下さい。

特価の価格でオーダーできる色の組み合わせ

一般の価格でオーダーできる色の組み合わせ

革見本

iPhoneで蛍光灯の下で撮影しています。閲覧環境によって見え方が変わるため、色味のイメージが違う場合があります。あくまで参考程度にして下さい。

6.購入時の注意

・ハンドメイド品のため、細かい傷や汚れ等がございます。
・表記している長さは、革部分の長さです。金具部分(5cm)を含みません。
・革が伸び縮みするため、長さは2cm以内でズレる場合があります。
・仕入れる革や部品が頻繁に変わります。作り方、材料費、制作時間が変わるため価格も変動します。
・危険な行為や怪我につながるような使い方はしないで下さい。
・その他、革製品の注意事項はこちらをご一読ください。